2010年3月7日日曜日

アートひこばえシリーズ


北本ビタミン2010春 「北本まちの雑木林」

おもしろそうを おもしろがっている 北本が おもしろい


アーティストと市民が一緒に集う工房や実験室、
芽吹きを待つ株が並んだ景色と、可能性を秘めた地点の秘密のマップ
切り株から芽生える「ひこばえ」のように、
いつどこに出てくるかわからない「おもしろそう」をまちにちりばめました

【会期】 
3月20日、21日、22日、27日、28日

【オープン時間】 
10:00-17:00

【場所】 
南小学校前雑木林、北本駅前西口、
北本中学校プレハブ校舎、北本団地商店街ほか市内各所


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今回の会期に行うプロジェクトを、順番にご紹介していきます
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アートひこばえシリーズ

「ひこばえ」とは植物の株もと付近から生える新芽のこと。

アーティストがさまざまな手法で、まちにぽっかりと空いた隙間に
人々の交流を生み出すような種をまき、「アートのひこばえ」を育てていきます。

「ひこばえ」の芽吹きと共に、今まで気が付かなかった
北本の新しい一面がみられるかもしれません。


「北澤潤「リビングルーム」

団地商店街の一角に「居間」があらわれる。
居間の内装は、団地内を巡り集まった家具によって構成され、その家具は物々交換によって他の家具と取り替えられていく。人々との交換によってつくられ変わっていく内装。内装にあわせて居間での過ごし方も変化しつづける。
「リビングルーム」は居間でもあり、家具交換の店でもあり、周りの日常に対する写し鏡のように、営業をはじめる。

北澤潤:
1988年 東京都生まれ。筑波大学芸術専門学群構成専攻在籍。ある地域社会に寄り添うように、島、村、家、民、などをキーワードとした小さな日常をつくりだす。発生した日常が周縁の地域と繋がっていく過程を自ら調査しつづける。主なプロジェクトに「浮島Floating island」(新潟県新潟市、水と土の芸術祭、2009)、「児童館の新住民史 A history of new citizens in Jidokan」(東京都練馬区、アーティスト・イン・児童館、2009〜)などがある。


西尾美也「人間の家」

市民から不要になった衣服を集め、それらを縫い合わせて雑木林の中に人が中に入れるような巨大な服を作り上げる。市民との共同作業によって、徐々に広がっていく古着によるパッチワークが、初春の雑木林を彩り人の集う空間へと変化していく。

西尾美也:
1982年奈良県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現先攻博士後期課程在籍。装いの行為におけるコミュニケーションに着目し、作品制作やワークショップ、プロダクトデザイン、執筆など多岐に渡り活動している。主な個展に「西尾美也展」(京都服飾文化研究財団KCIギャラリー、2006)、グループ展に「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2008)などがある。


wah「北本の穴掘り」

北本市内のいたるところで、いきなり活動の参加を呼びかけ、アイデアミーティングから制作・実行日を決定し、表現集団結成を勝手にアシストする。20日〜 28日の会期中にスタートし、1年間継続。

wah:
南川憲二・増井宏文・吉田武司らが中心となって運営する参加型表現集団。動機や意図を明確化せず、一般募集した参加者同士の会話や反応から生まれた企画を実行し、その場に生成された可能性を共有するプログラムを展開している。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2009」(松代地区・新潟)、「すみだ川アートプロジェクト:すみだ川のおもしろい」(すみだリバーサイドホール・ギャラリー)などに参加。

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